審査建言
臨床研究や試行的医療行為に法の枠組みを
医薬品医療機器レギュラトリーサイエンス財団理事長 土井脩
2013年3月15日号
わが国の医療機関で韓国からの旅行者に対して、自国では禁止されている「幹細胞移植」と称する医療行為を行っていたことが報じられた。だが、これに類似した医療行為が日本人相手に行われている可能性も否定できないのではないだろうか。
幹細胞について、いくらかでも知識があれば、そのような医療行為が患者に対して治療上どのような意味を持つのか、どのような危険性があり得るかは容易に想像できることである。
バイオテクノロジーに関しては欧米や日本より遥かに大胆な施策を講じている韓国ではあるが、まさか自国で認められていない幹細胞移植と称する医療行為が、海を渡った日本で自国民に対して日常的に行われていたことは把握していなかったのではないだろうか。
「幹細胞」と称するものは、韓国の会社が本人から調製して日本の医療機関に提供していたようであるが、もちろん、公的機関...
わが国の医療機関で韓国からの旅行者に対して、自国では禁止されている「幹細胞移植」と称する医療行為を行っていたことが報じられた。だが、これに類似した医療行為が日本人相手に行われている可能性も否定できないのではないだろうか。
幹細胞について、いくらかでも知識があれば、そのような医療行為が患者に対して治療上どのような意味を持つのか、どのような危険性があり得るかは容易に想像できることである。
バイオテクノロジーに関しては欧米や日本より遥かに大胆な施策を講じている韓国ではあるが、まさか自国で認められていない幹細胞移植と称する医療行為が、海を渡った日本で自国民に対して日常的に行われていたことは把握していなかったのではないだろうか。
「幹細胞」と称するものは、韓国の会社が本人から調製して日本の医療機関に提供していたようであるが、もちろん、公的機関など
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