フロントライン
B787は「欠陥機」だ
2013年3月15日号
これはもう欠陥機ではないだろうか──。米ボーイング社の最新鋭中型旅客機787型機のことだ。1月16日朝、全日空のB787が離陸後、操縦室下のバッテリーから出火し、香川県の高松空港に緊急着陸した。すぐに米連邦航空局(FAA)が運航停止命令を出し、B787は飛べなくなった。旅客機が長期間、運航を止められるのは異常な事態である。 B787は機体の3分の1以上が日本製。全日空が17機、日本航空が7機を保有している。機体の大半を電気で動かすことから「電気飛行機」とも呼ばれる。通常、航空機は翼や舵、ブレーキなどを油圧装置で動かすが、B787はハイテク技術を使い、油圧を電気信号とモーター駆動に置き換えて重い油圧パイプをなくし、軽量化を実現した。空調もエンジンの圧縮空気を使わずに電気に切り替え、エンジン効率を上げた。 その結果、B787の2倍の乗客(約500人)を運べるジャンボ機と...
これはもう欠陥機ではないだろうか──。米ボーイング社の最新鋭中型旅客機787型機のことだ。1月16日朝、全日空のB787が離陸後、操縦室下のバッテリーから出火し、香川県の高松空港に緊急着陸した。すぐに米連邦航空局(FAA)が運航停止命令を出し、B787は飛べなくなった。旅客機が長期間、運航を止められるのは異常な事態である。 B787は機体の3分の1以上が日本製。全日空が17機、日本航空が7機を保有している。機体の大半を電気で動かすことから「電気飛行機」とも呼ばれる。通常、航空機は翼や舵、ブレーキなどを油圧装置で動かすが、B787はハイテク技術を使い、油圧を電気信号とモーター駆動に置き換えて重い油圧パイプをなくし、軽量化を実現した。空調もエンジンの圧縮空気を使わずに電気に切り替え、エンジン効率を上げた。 その結果、B787の2倍の乗客(約500人)を運べるジャンボ機と比べ
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録