33mの津波が襲う町・下田を歩く
2013年3月15日号
南海トラフ巨大地震が起こった場合、一番被害の大きい都府県は静岡県だ。内閣府の被害想定で死者数をみると、全国最悪の約11万人。そして伊豆半島南部にある下田市の狼煙(のろし)崎には、全国最大級の33メートルの津波が押し寄せる。
巨大地震と巨大津波に襲われたとき、下田を中心とする「賀茂地域」の医療提供、医薬品供給はどうなるのか。「ペリーと黒船」で知られる港町に入り、想定の「被災地」を歩いた。
玄関口・伊豆急下田駅からレンタカーに乗る。「まずは津波33メートルの狼煙崎へ」と思っていたが、あいにくワイパーが役に立たないほどの豪雨に見舞われた。予定を変更し、下田の過去の津波被害を知るため、市立図書館に出向いた。「下田市史」を開く。
ペリーが下田を去った4ヵ月後、プチャーチン提督率いるロシア使節団がディアナ号で来航した。江戸幕府に対し、アメリカと同様に...
南海トラフ巨大地震が起こった場合、一番被害の大きい都府県は静岡県だ。内閣府の被害想定で死者数をみると、全国最悪の約11万人。そして伊豆半島南部にある下田市の狼煙(のろし)崎には、全国最大級の33メートルの津波が押し寄せる。
巨大地震と巨大津波に襲われたとき、下田を中心とする「賀茂地域」の医療提供、医薬品供給はどうなるのか。「ペリーと黒船」で知られる港町に入り、想定の「被災地」を歩いた。
玄関口・伊豆急下田駅からレンタカーに乗る。「まずは津波33メートルの狼煙崎へ」と思っていたが、あいにくワイパーが役に立たないほどの豪雨に見舞われた。予定を変更し、下田の過去の津波被害を知るため、市立図書館に出向いた。「下田市史」を開く。
ペリーが下田を去った4ヵ月後、プチャーチン提督率いるロシア使節団がディアナ号で来航した。江戸幕府に対し、アメリカと同様に開
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