医薬経済オンライン

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医療界を震撼させた〝凄腕女社長〟

贈収賄・詐欺事件、足掛け6年の最終章

2013年3月1日号

 これで一件落着のようだ。コンタクトレンズと医療機器の販売会社「ヤマト樹脂光学」元社長の久保村広子(79)が詐欺容疑で逮捕された。りそな銀行の融資担当者に大学病院への医療機器納入を受注したという偽造契約書を作成して担保に提出し、同行から40億円の融資を騙し取った容疑だ。ヤマト樹脂光学は08年7月に使用期限が切れたコンタクトレンズ消毒薬のラベルを貼り替えて販売したことが発覚し、回収を始めたが、その最中に倒産。りそな銀が担保権を行使したら、納入契約書が偽造だったことが判明、同行から詐欺で告発を受けていた。  りそな銀だけではない。大手銀行を含めた金融機関8行から総額1140億円の融資を受け、倒産時の負債は226億円だった。  だが、ヤマト樹脂光学を巡っては東北大学病院騒動も起こしたし、国立障害者リハビリテーションセンター、防衛医大病院への贈収賄事件で2人の眼...  これで一件落着のようだ。コンタクトレンズと医療機器の販売会社「ヤマト樹脂光学」元社長の久保村広子(79)が詐欺容疑で逮捕された。りそな銀行の融資担当者に大学病院への医療機器納入を受注したという偽造契約書を作成して担保に提出し、同行から40億円の融資を騙し取った容疑だ。ヤマト樹脂光学は08年7月に使用期限が切れたコンタクトレンズ消毒薬のラベルを貼り替えて販売したことが発覚し、回収を始めたが、その最中に倒産。りそな銀が担保権を行使したら、納入契約書が偽造だったことが判明、同行から詐欺で告発を受けていた。  りそな銀だけではない。大手銀行を含めた金融機関8行から総額1140億円の融資を受け、倒産時の負債は226億円だった。  だが、ヤマト樹脂光学を巡っては東北大学病院騒動も起こしたし、国立障害者リハビリテーションセンター、防衛医大病院への贈収賄事件で2人の眼科

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