経営学から見た医薬品
MBAコースで教える新しい薬利学
第5回
日本経済大学大学院教授 赤瀬朋秀
2013年3月1日号
今回は、医薬品の採否すなわち「どのクスリを自分の薬箱に入れるか」について述べたい。各医療機関で、医薬品採否の決定は作業的にも精神的にも負担が大きい(とくに薬剤部)。また、製薬企業にも重要な課題であり、さらにMRには死活問題に発展する。 昨今、MRを取り巻く環境も変化し、ユニークなプロモーションが減った。それだけ各社横並びの説明をするわけだから選択するほうも一苦労である。病院の規模が大きいほど作業も大変になる。病院の規模が大きければ医師数も多く、出入りするMRも多い。その数だけ利害関係があると言えよう。そのなかで、医薬品採用に当たっては一切のバイアスを排除し、公平かつ公正に採否を決める必要があり、薬剤部長はときにMRに対して“死の宣告”をしなければならない立場にある。その採否の根拠のひとつに、最近は“コスト”が入っていることは間違いない。 ...
今回は、医薬品の採否すなわち「どのクスリを自分の薬箱に入れるか」について述べたい。各医療機関で、医薬品採否の決定は作業的にも精神的にも負担が大きい(とくに薬剤部)。また、製薬企業にも重要な課題であり、さらにMRには死活問題に発展する。 昨今、MRを取り巻く環境も変化し、ユニークなプロモーションが減った。それだけ各社横並びの説明をするわけだから選択するほうも一苦労である。病院の規模が大きいほど作業も大変になる。病院の規模が大きければ医師数も多く、出入りするMRも多い。その数だけ利害関係があると言えよう。そのなかで、医薬品採用に当たっては一切のバイアスを排除し、公平かつ公正に採否を決める必要があり、薬剤部長はときにMRに対して“死の宣告”をしなければならない立場にある。その採否の根拠のひとつに、最近は“コスト”が入っていることは間違いない。 医薬
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