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終末期医療に冷静な議論を求める
2013年3月1日号
麻生太郎副総理・財務相が1月21日の社会保障国民会議で、終末期医療に関して「さっさと死ねるようにしてもらうとか、いろんなことを考えなければいけない。死にたいと思って、生かされるのはかなわない。政府の金で延命治療をやってもらっているなんて思うと、ますます寝覚めが悪い」などと発言した。麻生氏は、軽率ともとれる発言や脇が甘い失言を何度も繰り返している。だが、氏の発言を批判するだけなら誰にでもできるが、終末期医療はいかにあるべきか、この問題の根本的な解決や対策には何の役にも立たない。 このような発言がなされると、決まってケシカランの声だけが大きく取り上げられて、言った本人の想いや提案、異見が封殺され、そして時間の経過とともに忘れ去られる。そろそろこの問題をまともに議論すべきだろう。 各医学会などでは、終末期医療について種々な調査を実施し提言もして...
麻生太郎副総理・財務相が1月21日の社会保障国民会議で、終末期医療に関して「さっさと死ねるようにしてもらうとか、いろんなことを考えなければいけない。死にたいと思って、生かされるのはかなわない。政府の金で延命治療をやってもらっているなんて思うと、ますます寝覚めが悪い」などと発言した。麻生氏は、軽率ともとれる発言や脇が甘い失言を何度も繰り返している。だが、氏の発言を批判するだけなら誰にでもできるが、終末期医療はいかにあるべきか、この問題の根本的な解決や対策には何の役にも立たない。 このような発言がなされると、決まってケシカランの声だけが大きく取り上げられて、言った本人の想いや提案、異見が封殺され、そして時間の経過とともに忘れ去られる。そろそろこの問題をまともに議論すべきだろう。 各医学会などでは、終末期医療について種々な調査を実施し提言もしてい
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