医薬経済オンライン

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国内事業に“地盤沈下”の兆し

第3四半期決算、相次ぐ計画の下方修正

2013年2月15日号

 国内主要製薬企業の13年3月期(12年度)第3四半期決算が概ね出揃った。  今回の各社業績で特徴的だったのは、とくに大手にとっては「金城湯地」であったはずの国内市場に地殻変動の兆しが見えるという点である。地脈は確実に、地盤沈下へとつながっているようだ。  エーザイの「アリセプト」、アステラス製薬の「リピトール」といった国内売上高1000億円クラスの大型製品が、薬価の大幅引き下げや後発品の影響から、売上げを大きく落としている。一部の製品では、計画の下方修正も迫られた。  これまで武田薬品をはじめとする日本の大手が国内で販売する長期収載品と言えば、特許切れ後も緩やかに売上げが縮小退行していくどころか、単価の落ち込み分を、後発品の新規供給を凌ぐ数量増によってカバーし、ビジネス規模を維持してきた。  しかし、第3四半期業績と通期予想の引き下げを見るにつけ、...  国内主要製薬企業の13年3月期(12年度)第3四半期決算が概ね出揃った。  今回の各社業績で特徴的だったのは、とくに大手にとっては「金城湯地」であったはずの国内市場に地殻変動の兆しが見えるという点である。地脈は確実に、地盤沈下へとつながっているようだ。  エーザイの「アリセプト」、アステラス製薬の「リピトール」といった国内売上高1000億円クラスの大型製品が、薬価の大幅引き下げや後発品の影響から、売上げを大きく落としている。一部の製品では、計画の下方修正も迫られた。  これまで武田薬品をはじめとする日本の大手が国内で販売する長期収載品と言えば、特許切れ後も緩やかに売上げが縮小退行していくどころか、単価の落ち込み分を、後発品の新規供給を凌ぐ数量増によってカバーし、ビジネス規模を維持してきた。  しかし、第3四半期業績と通期予想の引き下げを見るにつけ、この

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