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ジェネリック新目標の高き壁

強力な促進策「導入」の可能性

日医工医業経営研究所所長 菊地祐男

2013年2月15日号

 実は、ジェネリック市場の〝把握〟は非常に困難である。  まずは「全流通分か、卸流通分のみか」。ジェネリックは元々直販流通が主体だったため、卸流通は増加傾向にあるものの現時点では5割強程度と考えられる。卸流通分を主体にしたデータでは全流通分を正確には把握できない。  次に「医療市場全体か、調剤市場のみか」。調剤レセプトは、ほぼ電子化されているため、厚生労働省の「最近の調剤医療費の動向」では半年以内にデータが公表されている。また同様に、保険者も調剤分のみのデータを速報として公表することが増えている。  最後に「診療報酬のルールに基づくものか、薬事法のルールに基づくものか」。診療報酬の算定対象になるジェネリックのリストは、厚労省ホームページで公開されているが、薬事法で承認されたものとは一致していない。また、12年度より「後発医薬品調剤体制加算」の...  実は、ジェネリック市場の〝把握〟は非常に困難である。  まずは「全流通分か、卸流通分のみか」。ジェネリックは元々直販流通が主体だったため、卸流通は増加傾向にあるものの現時点では5割強程度と考えられる。卸流通分を主体にしたデータでは全流通分を正確には把握できない。  次に「医療市場全体か、調剤市場のみか」。調剤レセプトは、ほぼ電子化されているため、厚生労働省の「最近の調剤医療費の動向」では半年以内にデータが公表されている。また同様に、保険者も調剤分のみのデータを速報として公表することが増えている。  最後に「診療報酬のルールに基づくものか、薬事法のルールに基づくものか」。診療報酬の算定対象になるジェネリックのリストは、厚労省ホームページで公開されているが、薬事法で承認されたものとは一致していない。また、12年度より「後発医薬品調剤体制加算」の算

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