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Halmes&Vaccine

長期収載品の崩壊

第3回 〜配合剤の存在感〜

コイツ・ドナン

2013年2月15日号

【あらすじ】腰痛のワクチン博士が久光製薬の消炎鎮痛剤『モーラス』を患者から受け取ったことを契機に、医薬品探偵ホームズと日本の長期収載品に将来があるのかを占っている。日本独自のローカルドラッグでも、ライフサイクルマネジメントが通用しない時代となりつつある。一般名処方は長期収載品にもマイナスだ。ただ、ワクチン博士は、こうも思う。「まだ配合剤があるではないか」と。 「配合剤は欧米でも伸びている。日本もそうではないか」  私の問いに腕を組んで考えていたホームズは、何かが閃いたようにニヤリと笑った。 「ワクチン博士。こと日本では配合剤であっても、なかなか浸透していないようだよ。おそらく、まだ配合剤を使うインセンティブが見出せないのだろう。そうだな。日本でも市民権を得ている配合剤として思い浮かぶのは、グラクソスミスクラインの『アドエア』ぐらいかな。確... 【あらすじ】腰痛のワクチン博士が久光製薬の消炎鎮痛剤『モーラス』を患者から受け取ったことを契機に、医薬品探偵ホームズと日本の長期収載品に将来があるのかを占っている。日本独自のローカルドラッグでも、ライフサイクルマネジメントが通用しない時代となりつつある。一般名処方は長期収載品にもマイナスだ。ただ、ワクチン博士は、こうも思う。「まだ配合剤があるではないか」と。 「配合剤は欧米でも伸びている。日本もそうではないか」  私の問いに腕を組んで考えていたホームズは、何かが閃いたようにニヤリと笑った。 「ワクチン博士。こと日本では配合剤であっても、なかなか浸透していないようだよ。おそらく、まだ配合剤を使うインセンティブが見出せないのだろう。そうだな。日本でも市民権を得ている配合剤として思い浮かぶのは、グラクソスミスクラインの『アドエア』ぐらいかな。確かに

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