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海外時報

「治験生データ」に開示要求の機運

医師支払い開示制度化の次のターゲットに

2013年2月15日号

 フィジシャン・ペイメント・サンシャイン法がついに米国で実施される。製薬会社による医師への支払い、コンサルタントフィー、礼金、ギフト、食事、娯楽、旅費、寄付について、医師名と支払額を連邦政府(メディケア・メディケイドサービス庁)に報告、一般公開する制度で、2月1日に最終規則が公表(官報告示は8日)されたことで、実施体制が整った。  今年8〜12月の状況を来年3月末までに各社から報告を受け、9月末には政府ウェブサイトに掲示する。その後、年次ベースで情報が公開されていくことになる。  この制度は本来、医療改革法に盛り込まれ、一昨年秋には実施される予定だった。あまりの遅れに法制化を進めたグラスリー上院議員(共和党)らから強く叱責され、1月にも消費者グループや著名な医師・研究者が督促を受けるなかで、ようやく規則制定に漕ぎ着けた。  15ヵ月の遅れの結果、主要...  フィジシャン・ペイメント・サンシャイン法がついに米国で実施される。製薬会社による医師への支払い、コンサルタントフィー、礼金、ギフト、食事、娯楽、旅費、寄付について、医師名と支払額を連邦政府(メディケア・メディケイドサービス庁)に報告、一般公開する制度で、2月1日に最終規則が公表(官報告示は8日)されたことで、実施体制が整った。  今年8〜12月の状況を来年3月末までに各社から報告を受け、9月末には政府ウェブサイトに掲示する。その後、年次ベースで情報が公開されていくことになる。  この制度は本来、医療改革法に盛り込まれ、一昨年秋には実施される予定だった。あまりの遅れに法制化を進めたグラスリー上院議員(共和党)らから強く叱責され、1月にも消費者グループや著名な医師・研究者が督促を受けるなかで、ようやく規則制定に漕ぎ着けた。  15ヵ月の遅れの結果、主要製

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