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医薬経済気象台

強気の経済予測の読み方

2013年2月15日号

 政府が13年度の経済成長率見通しを発表した。実質で2.5%、名目で2.7%だ。民間エコノミストのコンセンサスは、実質成長率が2%、名目成長率が1.6%、これと比べて政府見通しはかなり強気だ。民間とは実質成長率では0.5ポイントの開き、名目成長率では1.1ポイントの違いがある。名目成長率で大きな違いがあるのは、民間は名実逆転が続くとみているのに対し、政府は97年度以来16年ぶりの名実逆転解消を予想しているためだ。  民間はデフレ経済が続くとみているのに対して、政府はデフレから脱するとみているわけだ。だが、政府は脱デフレを政策の優先課題とし、物価上昇率2%の早期実現をターゲットに掲げている。名実逆転解消予想は当然だろう。同時に発表した12年度の改定見通しは実質1.0%、名目0.3%だった。12年8月に公表した前回見通しは実質成長率が2.2%、名目成長率は1.9%だったから、実質...  政府が13年度の経済成長率見通しを発表した。実質で2.5%、名目で2.7%だ。民間エコノミストのコンセンサスは、実質成長率が2%、名目成長率が1.6%、これと比べて政府見通しはかなり強気だ。民間とは実質成長率では0.5ポイントの開き、名目成長率では1.1ポイントの違いがある。名目成長率で大きな違いがあるのは、民間は名実逆転が続くとみているのに対し、政府は97年度以来16年ぶりの名実逆転解消を予想しているためだ。  民間はデフレ経済が続くとみているのに対して、政府はデフレから脱するとみているわけだ。だが、政府は脱デフレを政策の優先課題とし、物価上昇率2%の早期実現をターゲットに掲げている。名実逆転解消予想は当然だろう。同時に発表した12年度の改定見通しは実質1.0%、名目0.3%だった。12年8月に公表した前回見通しは実質成長率が2.2%、名目成長率は1.9%だったから、実質で1.

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