製薬企業・その現状と展望
持田製薬 中期視点で独自の経営戦略展開
—アライアンスで製品力を強化—
2013年2月15日号
スキンケア、健康補助食品のヘルスケア事業も手掛けるが、11年度の売上構成比で医薬品は95.5%を占めており中核事業は医薬品である。医薬事業ではスペシャリティファーマ志向の戦略を進めている。循環器、産婦人科、皮膚科、救急医療、精神科の5領域に経営資源を集中しているが、特徴は重点領域を絞り込むだけでなく、製品の特異性を追求していることだ。
循環器は高脂血症・閉塞性動脈硬化症治療剤「エパデール」を主力としている点に特徴がある。90年6月発売で20年を経過しながらトップ製品の座にある。11年度売上高は381億円で3%増だった。産婦人科は子宮内膜症治療剤「ディナゲスト」が主力で競合相手が少ない。08年1月発売で売上高は54億円、12%増と拡大が続いている。救急医療を重点領域としているのも異色だ。膵炎・ショック治療剤「ミラクリッド」、止血剤「トロンビン」が主製品である。...
スキンケア、健康補助食品のヘルスケア事業も手掛けるが、11年度の売上構成比で医薬品は95.5%を占めており中核事業は医薬品である。医薬事業ではスペシャリティファーマ志向の戦略を進めている。循環器、産婦人科、皮膚科、救急医療、精神科の5領域に経営資源を集中しているが、特徴は重点領域を絞り込むだけでなく、製品の特異性を追求していることだ。
循環器は高脂血症・閉塞性動脈硬化症治療剤「エパデール」を主力としている点に特徴がある。90年6月発売で20年を経過しながらトップ製品の座にある。11年度売上高は381億円で3%増だった。産婦人科は子宮内膜症治療剤「ディナゲスト」が主力で競合相手が少ない。08年1月発売で売上高は54億円、12%増と拡大が続いている。救急医療を重点領域としているのも異色だ。膵炎・ショック治療剤「ミラクリッド」、止血剤「トロンビン」が主製品である。た
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