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話題の焦点

「嫁と姑のお産事情」

2013年2月1日号

 女性にとって、人生最大のイベントは出産。子孫繁栄のため、頑張る女性には大変申し訳ないが、あの苦悶に満ちた様子を見せつけられると、ついつい男に生まれてきてよかったなと思ってしまう。 古くから日本婦人には、お産に対して独特の我慢文化があり、耐え忍んでこその美徳という信念が根強くある。実際、戦前までは子宮破裂のような異常分娩時しか麻酔薬はいっさい使われなかった。 何よりもまた、その当時の女性には丈夫な子どもを産み落とす立派な体が備わっていた。時代は移り、スマートに欧米化された体型は、出産に対しては明らかにマイナス要因。 ファッションモデル化した小さな骨盤で、しかも、高齢出産ということでは大きなリスク。さらには、やれ高血圧だ、糖尿病だと、メタボの叫ばれる今日この頃の嫁に対して、一時代前の姑のお産とを同列で比較するのは土台無理。弱体化した母体に...  女性にとって、人生最大のイベントは出産。子孫繁栄のため、頑張る女性には大変申し訳ないが、あの苦悶に満ちた様子を見せつけられると、ついつい男に生まれてきてよかったなと思ってしまう。 古くから日本婦人には、お産に対して独特の我慢文化があり、耐え忍んでこその美徳という信念が根強くある。実際、戦前までは子宮破裂のような異常分娩時しか麻酔薬はいっさい使われなかった。 何よりもまた、その当時の女性には丈夫な子どもを産み落とす立派な体が備わっていた。時代は移り、スマートに欧米化された体型は、出産に対しては明らかにマイナス要因。 ファッションモデル化した小さな骨盤で、しかも、高齢出産ということでは大きなリスク。さらには、やれ高血圧だ、糖尿病だと、メタボの叫ばれる今日この頃の嫁に対して、一時代前の姑のお産とを同列で比較するのは土台無理。弱体化した母体に安全

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