財界で出世する長谷川武田社長のリスク

権力抗争のめり込み不安視される本業の行方

2013年2月1日号

　1月23日に首相官邸で開かれた産業競争力会議の初会合。「健康」「エネルギー」「次世代インフラ」「地域資源」の重点4分野を対象に、企業競争力の強化や技術革新に向けた具体策を話し合い、6月を目処に政府がまとめる成長戦略に盛り込むというミッションを託された。議長を務める安倍晋三首相は、「百の言葉よりも意味のあるひとつの行動が重要。この会議で洗い出された真の重要課題について、戦略の取りまとめを待つことなく、矢継ぎ早に行動を起こしていきたい」と述べるなど、並々ならぬ期待を表明した。　競争力会議には麻生太郎副首相兼財務相、甘利明経済再生担当相、茂木敏充経済産業相の関係3閣僚のほか、竹中平蔵慶応大教授、新浪剛史ローソン社長、三木谷浩史楽天会長兼社長など、口も八丁手も八丁な面々10名が民間議員の立場で参加する。　向こう半年間にわたってメンバーの意見集約と、... 　1月23日に首相官邸で開かれた産業競争力会議の初会合。「健康」「エネルギー」「次世代インフラ」「地域資源」の重点4分野を対象に、企業競争力の強化や技術革新に向けた具体策を話し合い、6月を目処に政府がまとめる成長戦略に盛り込むというミッションを託された。議長を務める安倍晋三首相は、「百の言葉よりも意味のあるひとつの行動が重要。この会議で洗い出された真の重要課題について、戦略の取りまとめを待つことなく、矢継ぎ早に行動を起こしていきたい」と述べるなど、並々ならぬ期待を表明した。　競争力会議には麻生太郎副首相兼財務相、甘利明経済再生担当相、茂木敏充経済産業相の関係3閣僚のほか、竹中平蔵慶応大教授、新浪剛史ローソン社長、三木谷浩史楽天会長兼社長など、口も八丁手も八丁な面々10名が民間議員の立場で参加する。　向こう半年間にわたってメンバーの意見集約と、シ

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