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海外時報

医療を変える「アメとムチ」政策

IT化で質と費用の監視体制を構築

2013年2月1日号

 米国医療にとって13年は、さまざまに新しい試みが制度に組み込まれる年である。控えめに見ても20年まで中期的な医療供給体制の基調を決めるかもしれない動きが本格化する。  10年に法制化された医療改革は、ついに定着した。バラク・オバマ大統領の再選は、共和党にとって改革法廃棄の最後の機会を逃したことを、オバマにとっては1期目の国内政策の業績が生き残ったことを意味した。3000万人の無保険者に保険を提供する改革の本体部分が14年実施へ、今年は舞台を整える忙しい年になる。  選挙のもうひとつの重要な結果は、高齢者医療制度メディケアの運営を民間保険に委ねるという構造改革を、政治の後景に追いやったことである。政府の提供する定額を元に、高齢者が好みの民間保険を選んで加入させる保険料支援制度は、共和党副大統領候補だったポール・ライアン下院予算委員長の提案であり、製薬...  米国医療にとって13年は、さまざまに新しい試みが制度に組み込まれる年である。控えめに見ても20年まで中期的な医療供給体制の基調を決めるかもしれない動きが本格化する。  10年に法制化された医療改革は、ついに定着した。バラク・オバマ大統領の再選は、共和党にとって改革法廃棄の最後の機会を逃したことを、オバマにとっては1期目の国内政策の業績が生き残ったことを意味した。3000万人の無保険者に保険を提供する改革の本体部分が14年実施へ、今年は舞台を整える忙しい年になる。  選挙のもうひとつの重要な結果は、高齢者医療制度メディケアの運営を民間保険に委ねるという構造改革を、政治の後景に追いやったことである。政府の提供する定額を元に、高齢者が好みの民間保険を選んで加入させる保険料支援制度は、共和党副大統領候補だったポール・ライアン下院予算委員長の提案であり、製薬業界

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