医薬経済オンライン

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経営学から見た医薬品

MBAコースで教える新しい薬利学

第4回

日本経済大学大学院教授 赤瀬朋秀

2013年2月1日号

 前回まで、価格交渉や在庫管理など、医療機関内での医薬品関連業務から経済的メリットを出すための技術を紹介してきた。こういった内容は、新任薬剤部長さんの教科書でもあれば当然記載すべきことなのだろうが、残念ながらそのようなモノは存在しない。従って、こういったノウハウや情報は一施設内では蓄積され伝承されてきてはいるものの、標準的な手法が存在しないのが現状だろう。 ただ、こういった題材は“薬利学”の一分野として今後の発展に期待したい。今後も医療機関の運営は厳しさを増す可能性が高く、院内の各部署が知恵を絞り経営に貢献しなければならないからである。以前述べたように、医療経営のためのチームが必要になってきた今こそ、アカデミックな基盤があってもいいかもしれない。 今回は医薬品使用の適正化で得られる経済的メリットを紹介する。 「何を使っても同じ...  前回まで、価格交渉や在庫管理など、医療機関内での医薬品関連業務から経済的メリットを出すための技術を紹介してきた。こういった内容は、新任薬剤部長さんの教科書でもあれば当然記載すべきことなのだろうが、残念ながらそのようなモノは存在しない。従って、こういったノウハウや情報は一施設内では蓄積され伝承されてきてはいるものの、標準的な手法が存在しないのが現状だろう。 ただ、こういった題材は“薬利学”の一分野として今後の発展に期待したい。今後も医療機関の運営は厳しさを増す可能性が高く、院内の各部署が知恵を絞り経営に貢献しなければならないからである。以前述べたように、医療経営のためのチームが必要になってきた今こそ、アカデミックな基盤があってもいいかもしれない。 今回は医薬品使用の適正化で得られる経済的メリットを紹介する。 「何を使っても同じ」と

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