医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

OUTLOOK・欧米のMR事情

医薬品マーケティングの改革(下)

第278回

デルファイ・マネジメント・コンサルタント(DMC)社 植田南人

2013年2月1日号

 前号で紹介した小論は、米国のオバマ大統領が国民皆保険制度の成立をめざしPPACA(患者保護並びに医療費負担適正化法)を提案して、米最高裁もこの法律を支持した結果、製薬企業は、新たに多くの顧客を得ることになる。同時にその新しい顧客とコミュニケーションしながら従来の大事な顧客ともよい関係を維持するために、マーケティングの改革の必要性が出てきた、というものだった。 今回は前回に続き、ターゲティングやポジショニングなど合理的なマーケティングに加え、エモーショナルドライバー、つまり気持ち・感情に訴えるマーケティング力の重要性と製品発売時にどのように変化が必要かを検証したい。 これからは、多くの専門家などが一緒になって治療法や処方を決定するというSDM(シェアード・ディシジョン・メイキング=共同意思決定)の必要性が出てきて患者などもチームに入る可...  前号で紹介した小論は、米国のオバマ大統領が国民皆保険制度の成立をめざしPPACA(患者保護並びに医療費負担適正化法)を提案して、米最高裁もこの法律を支持した結果、製薬企業は、新たに多くの顧客を得ることになる。同時にその新しい顧客とコミュニケーションしながら従来の大事な顧客ともよい関係を維持するために、マーケティングの改革の必要性が出てきた、というものだった。 今回は前回に続き、ターゲティングやポジショニングなど合理的なマーケティングに加え、エモーショナルドライバー、つまり気持ち・感情に訴えるマーケティング力の重要性と製品発売時にどのように変化が必要かを検証したい。 これからは、多くの専門家などが一緒になって治療法や処方を決定するというSDM(シェアード・ディシジョン・メイキング=共同意思決定)の必要性が出てきて患者などもチームに入る可能性

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence