医薬経済オンライン

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製薬企業・その現状と展望

科研製薬 独占販売権取得戦略で着実に成長

—8年連続増収・10期連続増配達成—

2013年2月1日号

 売上高は04年3月期の▲1.8%を最後に12年3月期で8年連続の増収を達成している。伸びは小幅だが成長を続けていることが注目できる。目立つのはこの間の収益性向上だ。売上営業利益率は04年3月期の10.3%が12年3月期には17.2%になった。このため、売上高が8年間で21%増だったのに対し、営業利益は79億4600万円から151億8000万円へ91%の大幅増を記録した。  営業利益の大幅増、税制改正による税負担軽減、この間の継続的自社株購入によって、1株当たり純利益は04年3月期の31.9円から12年3月期に92.5円と2.9倍に拡大した。1株当たり純利益の増加は増配で株主に還元されてきた。1株あたり配当金は02年3月期の7.5円から03年3月期に8.25円へ増配したのを皮切りに毎期増配しており、12年3月期は10年連続の増配で40円となった。  82年に科研化学が科研薬化工を合併して以降は、製薬業界の合従連衡の動きの...  売上高は04年3月期の▲1.8%を最後に12年3月期で8年連続の増収を達成している。伸びは小幅だが成長を続けていることが注目できる。目立つのはこの間の収益性向上だ。売上営業利益率は04年3月期の10.3%が12年3月期には17.2%になった。このため、売上高が8年間で21%増だったのに対し、営業利益は79億4600万円から151億8000万円へ91%の大幅増を記録した。  営業利益の大幅増、税制改正による税負担軽減、この間の継続的自社株購入によって、1株当たり純利益は04年3月期の31.9円から12年3月期に92.5円と2.9倍に拡大した。1株当たり純利益の増加は増配で株主に還元されてきた。1株あたり配当金は02年3月期の7.5円から03年3月期に8.25円へ増配したのを皮切りに毎期増配しており、12年3月期は10年連続の増配で40円となった。  82年に科研化学が科研薬化工を合併して以降は、製薬業界の合従連衡の動きの圏外

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