医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

アジアの医療に学ぶ

台北の私立・国立病院の医療と臨床試験

第15回

フジ虎ノ門健康増進センター 斉尾武郎 放射線医学総合研究所 分子イメージング研究センター 栗原千絵子

2013年1月15日号

長庚紀念醫院の入口台北長庚紀念醫院 訪台2日目の8月24日は、台北長庚紀念醫院の台北市内の事務所に副院長の謝燦堂医師(長庚大学婦人科教授)を訪問の後、徒歩で5分ほど離れた病院を見学した。長庚病院財団は台湾北部・南部に8ヵ所の病院と1ヵ所のコミュニティケアセンターを経営する。台湾は70年代に経済成長を遂げたが医療の提供は十分でなく、76年にプラスチック会社の会長・社長兄弟が父の名を冠する記念病院を設立した。当時300床だったが現在はグループ全体で合計9000床、1日の外来患者は2万8000人にものぼり、大学や看護学校も運営している。現在同院には84年にアジア初の生体肝移植に成功した医師が勤務する。 海外患者の多くは桃園市の分院で受け入れており、半年間で276人(うち入院患者29人)を受け入れた。JCI認証は13年取得をめざす。生体肝移植のほか、最小侵襲手術、幹細胞移植、自... 長庚紀念醫院の入口台北長庚紀念醫院 訪台2日目の8月24日は、台北長庚紀念醫院の台北市内の事務所に副院長の謝燦堂医師(長庚大学婦人科教授)を訪問の後、徒歩で5分ほど離れた病院を見学した。長庚病院財団は台湾北部・南部に8ヵ所の病院と1ヵ所のコミュニティケアセンターを経営する。台湾は70年代に経済成長を遂げたが医療の提供は十分でなく、76年にプラスチック会社の会長・社長兄弟が父の名を冠する記念病院を設立した。当時300床だったが現在はグループ全体で合計9000床、1日の外来患者は2万8000人にものぼり、大学や看護学校も運営している。現在同院には84年にアジア初の生体肝移植に成功した医師が勤務する。 海外患者の多くは桃園市の分院で受け入れており、半年間で276人(うち入院患者29人)を受け入れた。JCI認証は13年取得をめざす。生体肝移植のほか、最小侵襲手術、幹細胞移植、自家

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence