話題の焦点
「石の上にも3週間」
2013年1月1日号
「石の上にも3年」の教えは、抗うつ剤内服療法にも、その基本的精神が応用される。ただ、辛抱の期間は3週間程度と極めて短期間で済む話である。 身体症状を訴え、諸検査を受けても器質的異常が見つからず、抗うつ剤を勧められるケースは極めて多い。 疑心暗鬼の念を抱きながら服薬開始に至るも、服用初期に現れる抗うつ剤特有の副作用として、悪心(おしん)、めまいなどに、どうにも耐えきれず服薬を断念してしまう患者が引きも切らない。その苦しい時期をなんとか乗り切ると、それまでの不快症状が嘘のように晴れ、バラ色の世界が開けるのが約束されているのだが……。 名医は、そのへんの呼吸を事前に徹底的に叩き込み、十二分に理解、納得させてから服薬開始すると、うまく治療継続に結びつくという。 薬を生かすも殺すも医師次第ということか。(ヤットコ)
「石の上にも3年」の教えは、抗うつ剤内服療法にも、その基本的精神が応用される。ただ、辛抱の期間は3週間程度と極めて短期間で済む話である。 身体症状を訴え、諸検査を受けても器質的異常が見つからず、抗うつ剤を勧められるケースは極めて多い。 疑心暗鬼の念を抱きながら服薬開始に至るも、服用初期に現れる抗うつ剤特有の副作用として、悪心(おしん)、めまいなどに、どうにも耐えきれず服薬を断念してしまう患者が引きも切らない。その苦しい時期をなんとか乗り切ると、それまでの不快症状が嘘のように晴れ、バラ色の世界が開けるのが約束されているのだが……。 名医は、そのへんの呼吸を事前に徹底的に叩き込み、十二分に理解、納得させてから服薬開始すると、うまく治療継続に結びつくという。 薬を生かすも殺すも医師次第ということか。(ヤットコ)
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