医薬経済オンライン

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来夏参院選への号砲が鳴った

「安倍自民」に擦り寄る医療関係団体

2013年1月1日号

 「丹羽さんは少し前から人工透析になった。国会議員として活動するのは困難ではないか」  衆院選・茨城6区(石岡市、土浦市、つくば市など)で返り咲きを果たした自民党・丹羽雄哉元厚相を巡って、地元の医師会関係者の間では、選挙戦の最中にそんな噂が出回っていた。「周知の事実」として語られていたのだ。  茨城県医師連盟は09年の「茨城の乱」と同様に今回も「反丹羽」で団結し、民主党の大泉博子氏(元厚生省課長)の再選を全面的に支援した。  政治家にとって健康不安は致命傷になり得る。丹羽氏の後援会幹部は「まったくのデマ。脳梗塞で倒れた、とか根も葉もない重病説の類いは以前からも出ていた。ネガティブ・キャンペーンの一環だろう」と切り捨てた。  12月16日の午後8時。開票時刻と同時に、NHKが全国で一番早い「当選確実」を丹羽氏に打った。11回目の当選を受けて、丹羽氏は社...  「丹羽さんは少し前から人工透析になった。国会議員として活動するのは困難ではないか」  衆院選・茨城6区(石岡市、土浦市、つくば市など)で返り咲きを果たした自民党・丹羽雄哉元厚相を巡って、地元の医師会関係者の間では、選挙戦の最中にそんな噂が出回っていた。「周知の事実」として語られていたのだ。  茨城県医師連盟は09年の「茨城の乱」と同様に今回も「反丹羽」で団結し、民主党の大泉博子氏(元厚生省課長)の再選を全面的に支援した。  政治家にとって健康不安は致命傷になり得る。丹羽氏の後援会幹部は「まったくのデマ。脳梗塞で倒れた、とか根も葉もない重病説の類いは以前からも出ていた。ネガティブ・キャンペーンの一環だろう」と切り捨てた。  12月16日の午後8時。開票時刻と同時に、NHKが全国で一番早い「当選確実」を丹羽氏に打った。11回目の当選を受けて、丹羽氏は社会

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