深層◎薬価制度改革
長期品「再算定」の道拓く
本命は「中小メーカー潰し」とは別に
2013年1月1日号
医師や保険者からあれだけ“ボコボコ”に叩かれた過程からすると、製薬業界は踏ん張ったと見るべきなのだろうか。
12月19日の厚生労働省2階の講堂。年内最後となる中央社会保険医療協議会総会は「長期収載品の薬価のあり方等について」と題する中間とりまとめを了承した。とりまとめといっても1枚紙の簡素なもの。来年の今頃に決定する14年度薬価制度改革までに詳細を詰めていくための文字通りの「中間」の報告である。
焦点は、長期収載品を今後も引き下げていくか否か。結論は「一定期間を経ても後発品への適切な置き換えが図られていない場合には、特例的な引き下げを行い、薬価を見直すというルールを導入することとする」というものだ。
ある中堅メーカー幹部が、中医協の結論をこう嘆く。
「要するに長期収載品メーカーは『死ね』ということか。確かに、後発品に切り替わらな...
医師や保険者からあれだけ“ボコボコ”に叩かれた過程からすると、製薬業界は踏ん張ったと見るべきなのだろうか。
12月19日の厚生労働省2階の講堂。年内最後となる中央社会保険医療協議会総会は「長期収載品の薬価のあり方等について」と題する中間とりまとめを了承した。とりまとめといっても1枚紙の簡素なもの。来年の今頃に決定する14年度薬価制度改革までに詳細を詰めていくための文字通りの「中間」の報告である。
焦点は、長期収載品を今後も引き下げていくか否か。結論は「一定期間を経ても後発品への適切な置き換えが図られていない場合には、特例的な引き下げを行い、薬価を見直すというルールを導入することとする」というものだ。
ある中堅メーカー幹部が、中医協の結論をこう嘆く。
「要するに長期収載品メーカーは『死ね』ということか。確かに、後発品に切り替わらない
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