医薬経済オンライン

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シミック「中計」のカギ握る人材問題

最終年度に古稀迎える中村会長の後継は

2013年1月1日号

 昨年1月に持株会社制に移行したシミックグループ。ここ数年に進めた積極的なM&Aや子会社の社名変更などにより、グループの全容が株主でもない限り掴みにくくなっていた折だけに、「事業モデルをより明確化し、各事業カンパニーにおける意思決定機能の迅速化を図り成長を加速させる」(同社リリース)ためという経営体制の変更は、市場からも控えめな好感を持って受け止められた。  それから1年。シミックグループ内では12年も、オーファンドラッグ分野を中心に、合弁会社の設立や事業の譲渡・譲受といった子会社の組み換えが活発に進められた。その過程では、05年に鳴り物入りで設立された富士フイルムとの治験関連合弁の富士フイルム・シミック・ヘルスケアの清算もひっそりと行われた。  ただ結果的に振り返ると、事業モデルの明確化も各カンパニーでの意思決定の迅速化も、さほど進展したよう...  昨年1月に持株会社制に移行したシミックグループ。ここ数年に進めた積極的なM&Aや子会社の社名変更などにより、グループの全容が株主でもない限り掴みにくくなっていた折だけに、「事業モデルをより明確化し、各事業カンパニーにおける意思決定機能の迅速化を図り成長を加速させる」(同社リリース)ためという経営体制の変更は、市場からも控えめな好感を持って受け止められた。  それから1年。シミックグループ内では12年も、オーファンドラッグ分野を中心に、合弁会社の設立や事業の譲渡・譲受といった子会社の組み換えが活発に進められた。その過程では、05年に鳴り物入りで設立された富士フイルムとの治験関連合弁の富士フイルム・シミック・ヘルスケアの清算もひっそりと行われた。  ただ結果的に振り返ると、事業モデルの明確化も各カンパニーでの意思決定の迅速化も、さほど進展したように

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