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海外時報

新薬の生産性、カギは総資産価値

承認取得後に「ダイエット」の余地はあるか

2013年1月1日号

 米食品医薬品局(FDA)が12年11月末までに承認した新規成分製剤(NME)は31を数え、新薬上市の回復が祝福された前年の30をすでに超えた。01〜10年の平均は23で、04年の36を例外に、20前後をうろうろしていた低迷をこの2年で脱した印象を深めている。  12月もFDAは承認を重ねている。申請から3ヵ月でゴーサインを得たノバルティスのクッシング症候群治療薬「シグニフォル」、グラクソスミスクラインの4価インフルエンザワクチンなどだ。11月末のNME承認申請が41から34に減っているのは気がかりだが、欧州医薬品庁(EMA)は13年、54のNME承認申請を見込んでいる。これは12年より2件多い数字だ。  しかし、新薬開発の生産性は市場の成長に結びいていない。米国最悪の“パテントクリフ”があった11年のブランド製剤売上高は▲3.5%を記録し、IBISワールド社は、これからも年2.6%平...  米食品医薬品局(FDA)が12年11月末までに承認した新規成分製剤(NME)は31を数え、新薬上市の回復が祝福された前年の30をすでに超えた。01〜10年の平均は23で、04年の36を例外に、20前後をうろうろしていた低迷をこの2年で脱した印象を深めている。  12月もFDAは承認を重ねている。申請から3ヵ月でゴーサインを得たノバルティスのクッシング症候群治療薬「シグニフォル」、グラクソスミスクラインの4価インフルエンザワクチンなどだ。11月末のNME承認申請が41から34に減っているのは気がかりだが、欧州医薬品庁(EMA)は13年、54のNME承認申請を見込んでいる。これは12年より2件多い数字だ。  しかし、新薬開発の生産性は市場の成長に結びいていない。米国最悪の“パテントクリフ”があった11年のブランド製剤売上高は▲3.5%を記録し、IBISワールド社は、これからも年2.6%平均で

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