薬剤経済学
有効性比較研究をどう進めるか
第9回 CER優先順位づけのための評価グリッド
2013年1月1日号
大手製薬会社の立場から医療政策の調査・立案を進めるナショナル・ファーマスーティカル・カウンシル(NPC)にとって有効性比較研究(CER)は新しい最重要課題のひとつであり、研究が治療法選択を制限する方向に過度に傾くことをチェックする必要性を説いている。 まず課題選定を明快にすることで懸念に対処しよう。NPC最高科学責任者ロバートW.デュボイスと研究部長ジェニファーS.グラフは「CERの優先順位設定:市民の健康便益の評価から市民とともにオープンな体制へ」を提案する(ヘルス・アフェアーズ2011年12月)。 症状・状態と臨床的な知識の現状に関連する6項目、研究実施と影響に関わる5項目のクライテリアに対する答えを総合スコアに数値化、評価がもたらし得る臨床的意義を確認したうえで、現時点で意義を実現できる可能性の高い企画を優先するのがいいと主張している。 ...
大手製薬会社の立場から医療政策の調査・立案を進めるナショナル・ファーマスーティカル・カウンシル(NPC)にとって有効性比較研究(CER)は新しい最重要課題のひとつであり、研究が治療法選択を制限する方向に過度に傾くことをチェックする必要性を説いている。 まず課題選定を明快にすることで懸念に対処しよう。NPC最高科学責任者ロバートW.デュボイスと研究部長ジェニファーS.グラフは「CERの優先順位設定:市民の健康便益の評価から市民とともにオープンな体制へ」を提案する(ヘルス・アフェアーズ2011年12月)。 症状・状態と臨床的な知識の現状に関連する6項目、研究実施と影響に関わる5項目のクライテリアに対する答えを総合スコアに数値化、評価がもたらし得る臨床的意義を確認したうえで、現時点で意義を実現できる可能性の高い企画を優先するのがいいと主張している。 文献
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録