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行政の隠れ蓑になっている審議会

2013年1月1日号

 日本の行政府は、政策決定に当たり多くは外部の有識者からなる専門家を中心とする委員会を設置して執り行っている。それら委員会の名称は、審議会、協議会、検討会、部会、分科会、懇談会と実に多種多様な名称が付されているが、名称と会議体の性質は必ずしも符合していない。 多くの法律案や新規政策などは、役人が企画立案したものを各種委員会で審議・検討し結論を得て最終的には承認というお墨つきを頂いて事を進めている。 委員構成は、中央社会保険医療協議会のように利害が対立する関係当事者に中立的な公益委員といった3者構成のもの。薬事・食品衛生審議会や厚生科学審議会のような技術的・専門的な委員会ではその分野の専門家である学識経験者で構成されている。委員は、大別すればこの2種類ということになるが、最近ではやや立場が曖昧な弁護士やメディア関係者、市民代表といった人の参...  日本の行政府は、政策決定に当たり多くは外部の有識者からなる専門家を中心とする委員会を設置して執り行っている。それら委員会の名称は、審議会、協議会、検討会、部会、分科会、懇談会と実に多種多様な名称が付されているが、名称と会議体の性質は必ずしも符合していない。 多くの法律案や新規政策などは、役人が企画立案したものを各種委員会で審議・検討し結論を得て最終的には承認というお墨つきを頂いて事を進めている。 委員構成は、中央社会保険医療協議会のように利害が対立する関係当事者に中立的な公益委員といった3者構成のもの。薬事・食品衛生審議会や厚生科学審議会のような技術的・専門的な委員会ではその分野の専門家である学識経験者で構成されている。委員は、大別すればこの2種類ということになるが、最近ではやや立場が曖昧な弁護士やメディア関係者、市民代表といった人の参加も

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