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製薬企業・その現状と展望

ツムラ 15年度目標の新中期計画がスタート

—12年度第2四半期累計は2ケタの伸び—

2013年1月1日号

 08年8月に入浴剤など家庭用品事業を売却、漢方製剤専業となって以来、収益は着実に拡大している。日用品事業を売却した08年度の売上高は900億円だったが、09年度909億円、10年度948億円、11年度955億円と、小幅ながら増収を続けて3年間で6%の拡大となった。営業利益は08年度の165億円から、09年度189億円、10年度216億円、11年度212億円と11年度は足踏みしたが3年間で28.5%の増加だった。11年度が微増収、微減益だったのは東日本大震災の影響である。  09〜11年度は漢方製剤に特化して初の中期3ヵ年経営計画期間だった。計画では11年度売上高は1043億円、営業利益は254億円としていた。08年度比で売上高は16%、営業利益は54%の伸びを見込んだ。しかし、計画の達成率は売上高が91.6%、営業利益が83.5%にとどまった。10年度の薬価改定が想定の▲3.3%を上回る▲4.5%だったこと、想定外の大震災に...  08年8月に入浴剤など家庭用品事業を売却、漢方製剤専業となって以来、収益は着実に拡大している。日用品事業を売却した08年度の売上高は900億円だったが、09年度909億円、10年度948億円、11年度955億円と、小幅ながら増収を続けて3年間で6%の拡大となった。営業利益は08年度の165億円から、09年度189億円、10年度216億円、11年度212億円と11年度は足踏みしたが3年間で28.5%の増加だった。11年度が微増収、微減益だったのは東日本大震災の影響である。  09〜11年度は漢方製剤に特化して初の中期3ヵ年経営計画期間だった。計画では11年度売上高は1043億円、営業利益は254億円としていた。08年度比で売上高は16%、営業利益は54%の伸びを見込んだ。しかし、計画の達成率は売上高が91.6%、営業利益が83.5%にとどまった。10年度の薬価改定が想定の▲3.3%を上回る▲4.5%だったこと、想定外の大震災による

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