時流遡航
新年を迎えるに当たって
ジャーナリスト 本田成親
2013年1月1日号
2013年、この巳年にはいったいどのような出来事が待ち受けているのだろう。ヤマタノオロチ並みの大蛇が出るのか、ほどほどの体長の中蛇が出るのか、ほとんど目立たない小蛇が出るのか、誰にもわからない。昨年末に誕生した新政権が国民の期待以上に大化けするのか、毒にも薬にもならない凡庸な存在であり続けるのか、前政権にも増して醜態を晒すのか、これまた神のみぞ知るところだ。我われ国民はそんな先の知れない状況を前に、極力冷静に振舞い、試行錯誤を繰り返しながら時の推移に身を委ねていくほかない。
ただ、そうは言ってみても、かつては「日出ずる国」であったはずのこの日本が、破綻寸前の国家財政ゆえに輝かしいその名とは裏腹の「斜陽の国」と化しつつある実情を思うと、些か忸怩たる思いもしなくはない。完全に日が沈み「闇の国」になり果てる前に何とか日輪の運行を...
2013年、この巳年にはいったいどのような出来事が待ち受けているのだろう。ヤマタノオロチ並みの大蛇が出るのか、ほどほどの体長の中蛇が出るのか、ほとんど目立たない小蛇が出るのか、誰にもわからない。昨年末に誕生した新政権が国民の期待以上に大化けするのか、毒にも薬にもならない凡庸な存在であり続けるのか、前政権にも増して醜態を晒すのか、これまた神のみぞ知るところだ。我われ国民はそんな先の知れない状況を前に、極力冷静に振舞い、試行錯誤を繰り返しながら時の推移に身を委ねていくほかない。
ただ、そうは言ってみても、かつては「日出ずる国」であったはずのこの日本が、破綻寸前の国家財政ゆえに輝かしいその名とは裏腹の「斜陽の国」と化しつつある実情を思うと、些か忸怩たる思いもしなくはない。完全に日が沈み「闇の国」になり果てる前に何とか日輪の運行を反
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録