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ハードル高い「PCSK9阻害剤」

第34回

バークレイズ証券 株式調査部 関篤史

2012年12月15日号

 コレステロール低下剤は商業的に大きな成功を収めたカテゴリーのひとつであるが、16年7月に予想される「クレストール」の米国特許満了をもって大半の化合物が特許保護を失う見込みである。悪玉コレステロールであるLDLを最大半減させるクレストールや「リピトール」といった優れた医薬品の存在にもかかわらず、米国では年間900万人に心臓発作が発生する。さらにスタチンを服用しているにもかかわらず、LDLコントロールが不十分な患者が1000万〜1200万人もおり、そのうち10〜20%の患者はスタチンの最大有効用量を認容できない。 現在開発が進められている前駆タンパク質転換酵素サブチリシン/ケキシン (PCSK9)阻害剤は悪玉LDLコレステロールを減らすLDL受容体の分解を抑制し、受容体を増やすことで血中LDLを減少させるものだ。PCSK9の遺伝子変異は、高コレステロール血症を...  コレステロール低下剤は商業的に大きな成功を収めたカテゴリーのひとつであるが、16年7月に予想される「クレストール」の米国特許満了をもって大半の化合物が特許保護を失う見込みである。悪玉コレステロールであるLDLを最大半減させるクレストールや「リピトール」といった優れた医薬品の存在にもかかわらず、米国では年間900万人に心臓発作が発生する。さらにスタチンを服用しているにもかかわらず、LDLコントロールが不十分な患者が1000万〜1200万人もおり、そのうち10〜20%の患者はスタチンの最大有効用量を認容できない。 現在開発が進められている前駆タンパク質転換酵素サブチリシン/ケキシン (PCSK9)阻害剤は悪玉LDLコレステロールを減らすLDL受容体の分解を抑制し、受容体を増やすことで血中LDLを減少させるものだ。PCSK9の遺伝子変異は、高コレステロール血症を引

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