医薬経済オンライン

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思惑に躍らされた白鬚橋病院事件

自らに都合よく預託金を食い潰し

2012年12月15日号

 今年5月末に破産した東京・墨田区の白鬚橋病院の周辺が再び騒がしくなっている。破綻直前の昨秋に「再建請負人」として登場した医療法人が買収を仲介したコンサルタント会社や白鬚橋病院の理事長(当時)兼病院長を訴えているのだ。訴訟では再建のために預託した2億5000万円をコンサルタントや理事長父子が勝手に使い込んでいたと主張。コンサルタント会社と理事長に預託金全額の返済を求めている。  加えて、再建請負人はその裁判とは別に、前理事長が預託金から4500万円を自分の銀行口座に振り込ませて着服したとして、前理事長に返還を請求する訴訟も起こし、こちらの裁判は一足先に一審で勝訴。目下、コンサルタント会社と理事長を相手にした裁判を続けている。  白鬚橋病院を運営していた医療法人社団「誠和会」は今年1月に民事再生法の適用を申請。広島の医療法人がスポンサーに名乗りをあげ...  今年5月末に破産した東京・墨田区の白鬚橋病院の周辺が再び騒がしくなっている。破綻直前の昨秋に「再建請負人」として登場した医療法人が買収を仲介したコンサルタント会社や白鬚橋病院の理事長(当時)兼病院長を訴えているのだ。訴訟では再建のために預託した2億5000万円をコンサルタントや理事長父子が勝手に使い込んでいたと主張。コンサルタント会社と理事長に預託金全額の返済を求めている。  加えて、再建請負人はその裁判とは別に、前理事長が預託金から4500万円を自分の銀行口座に振り込ませて着服したとして、前理事長に返還を請求する訴訟も起こし、こちらの裁判は一足先に一審で勝訴。目下、コンサルタント会社と理事長を相手にした裁判を続けている。  白鬚橋病院を運営していた医療法人社団「誠和会」は今年1月に民事再生法の適用を申請。広島の医療法人がスポンサーに名乗りをあげたも

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