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MR活動実態調査レポート

絶妙なパートナーシップを発揮するネキシウム

新時代のMR活動実態調査・SMAXデータ分析85

エスマックス株式会社 株式会社グッドサイクルシステム 医薬情報戦略室 医療ビジネスコンサルタント 谷津田義久

2012年12月15日号

 衆議院選挙後も、製薬会社にとっては社会保障と税の一体改革の方向性が大きなポイントになるはずだ。消費税を巡っては、薬価に消費税が組み込まれているために、医療現場ではさまざまな弊害がみられている。今後、消費税が上がれば上がるほど問題が大きくなる。また、超高齢社会における医療のあり方が問われてくる。製薬会社は、コスト/ベネフィットなど医療経済学的視点に基づいた製品開発、処方提案が求められ、製品上市後のピーク時売上高へのスピード化、処方患者数の最大化、患者1人あたり服用量の適正化がKSF(キーサクセスファクター)になっていくだろう。 さて今回は、発売1年が経過した大型PPI「ネキシウム」を中心にPPI市場を分析する。PPIを発売する主な企業はアストラゼネカ、エーザイ、武田薬品、第一三共の4社だ。表1は直近の製品別のD(ディテール)数で、長期投与が...  衆議院選挙後も、製薬会社にとっては社会保障と税の一体改革の方向性が大きなポイントになるはずだ。消費税を巡っては、薬価に消費税が組み込まれているために、医療現場ではさまざまな弊害がみられている。今後、消費税が上がれば上がるほど問題が大きくなる。また、超高齢社会における医療のあり方が問われてくる。製薬会社は、コスト/ベネフィットなど医療経済学的視点に基づいた製品開発、処方提案が求められ、製品上市後のピーク時売上高へのスピード化、処方患者数の最大化、患者1人あたり服用量の適正化がKSF(キーサクセスファクター)になっていくだろう。 さて今回は、発売1年が経過した大型PPI「ネキシウム」を中心にPPI市場を分析する。PPIを発売する主な企業はアストラゼネカ、エーザイ、武田薬品、第一三共の4社だ。表1は直近の製品別のD(ディテール)数で、長期投与が解禁

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