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OBSERVER

岩島誠・鈴鹿医療科学大学薬学部教授

2012年12月1日号

 薬用植物の見直しも ——今、創薬の種として改めて天然物探しが注目されていると聞きました。 岩島 シーズ探索は、今までの流れが間違いなく続いている。ただ、そのなかで光るようなものがなかなか見つからず、抗体医薬など新しいトレンドもできて、合成や探索が厳しい。なんとなくプレッシャーがかかっている。 天然物は、確かに大学や研究機関を含めて、多くがシーズ探索を継続的に行っている。ただ、身近に人がアクセスできるようなところはほぼ調べ尽くされている。大学だけでなく企業も一所懸命に調べており、自然現象に着目して創薬につなげようという、大きな流れは以前からある。 しかし、あくまで化学合成とコラボレーションでないと薬はできない。ニューキノロンのように、ほぼ合成だけで薬になったものもあるが、天然物探しはひとつの大事な研究ではある。 大手の製薬会社が調べて...  薬用植物の見直しも ——今、創薬の種として改めて天然物探しが注目されていると聞きました。 岩島 シーズ探索は、今までの流れが間違いなく続いている。ただ、そのなかで光るようなものがなかなか見つからず、抗体医薬など新しいトレンドもできて、合成や探索が厳しい。なんとなくプレッシャーがかかっている。 天然物は、確かに大学や研究機関を含めて、多くがシーズ探索を継続的に行っている。ただ、身近に人がアクセスできるようなところはほぼ調べ尽くされている。大学だけでなく企業も一所懸命に調べており、自然現象に着目して創薬につなげようという、大きな流れは以前からある。 しかし、あくまで化学合成とコラボレーションでないと薬はできない。ニューキノロンのように、ほぼ合成だけで薬になったものもあるが、天然物探しはひとつの大事な研究ではある。 大手の製薬会社が調べている

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