医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

深層◎医薬品市場

消え行く「昔ながら」の営業

「価格と体力」から「監視と規制」の時代

2012年12月1日号

 「うまく表現はできないが、現場感覚で言うと『ふわふわ』としているんだよね。4月に薬価改定があったから、金額は伸びないけれど、数量自体は増えているから、悪い状況ではない。ただ、MRに売れているという感触がないんだね。恐らくかつてのような販促が少なくなってきているから」 4月以降の医療用医薬品市場の現状について、ある国内中堅メーカー営業幹部はこう解説する。 一方、医薬品卸の現場担当もこのように指摘する。 「数字は上がっているのは確か。ただ、売っているという感覚はあまりない。商品を右から左に流しているだけ」 クレコンR&Cによると、12年9月の市場は、全国平均で▲4.9%と不振だった。稼働日数が1日少ないことや、子宮頸がん予防ワクチンが爆発的に売れた前年同月の反動という背景がある。 しかし、関係者が口にするのは、大々的な競争が起こっていないという理由...  「うまく表現はできないが、現場感覚で言うと『ふわふわ』としているんだよね。4月に薬価改定があったから、金額は伸びないけれど、数量自体は増えているから、悪い状況ではない。ただ、MRに売れているという感触がないんだね。恐らくかつてのような販促が少なくなってきているから」 4月以降の医療用医薬品市場の現状について、ある国内中堅メーカー営業幹部はこう解説する。 一方、医薬品卸の現場担当もこのように指摘する。 「数字は上がっているのは確か。ただ、売っているという感覚はあまりない。商品を右から左に流しているだけ」 クレコンR&Cによると、12年9月の市場は、全国平均で▲4.9%と不振だった。稼働日数が1日少ないことや、子宮頸がん予防ワクチンが爆発的に売れた前年同月の反動という背景がある。 しかし、関係者が口にするのは、大々的な競争が起こっていないという理由だ

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence