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海外時報

〝抑制〟目立つ製薬業界の政治活動

オバマ再選で医療改革が再び全面に

2012年12月1日号

 オバマの勝利に終わった12年米国大統領選挙を通じて、メディアは製薬業界に関心を向けることはなかった。 60億ドルが投じられた大統領選と連邦議会選挙の政治ショーを、業界はただ眺めていたわけではない。彼らは政治資金1617万ドルのスポンサーであり(11月12日現在)、1.2億ドルのロビー活動費は産業団体別で3位である(センター・フォー・リスポンシブ・ポリティクス)。 しかし、09〜10年のオバマ医療改革へのテコ入れを最後に、派手な政治活動を控える姿勢は、この選挙でも維持された。どちらが勝っても楽観的なシナリオは描けないのであり、今求められているのは、どう転んでも流されない製薬ビジネスを確立することだ。選挙後、これまでと少し趣の異なるコメントが目立った。 製薬業界の政治的な“抑制”は、政治資金の提供でも明らかである。08年と10年(中間選挙)、そして12年...  オバマの勝利に終わった12年米国大統領選挙を通じて、メディアは製薬業界に関心を向けることはなかった。 60億ドルが投じられた大統領選と連邦議会選挙の政治ショーを、業界はただ眺めていたわけではない。彼らは政治資金1617万ドルのスポンサーであり(11月12日現在)、1.2億ドルのロビー活動費は産業団体別で3位である(センター・フォー・リスポンシブ・ポリティクス)。 しかし、09〜10年のオバマ医療改革へのテコ入れを最後に、派手な政治活動を控える姿勢は、この選挙でも維持された。どちらが勝っても楽観的なシナリオは描けないのであり、今求められているのは、どう転んでも流されない製薬ビジネスを確立することだ。選挙後、これまでと少し趣の異なるコメントが目立った。 製薬業界の政治的な“抑制”は、政治資金の提供でも明らかである。08年と10年(中間選挙)、そして12年の

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