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医薬経済気象台

円安に持続性はあるか

2012年12月1日号

 為替が円安の動きにある。11月22日には約7ヵ月半ぶりに82円台半ばまで下落した。市場では2月14〜22日に付けた83円台がメドにされている。近いうちに83円台を付ける可能性があるが、その先も円安基調が続くかどうかは疑問符が付く。乱暴ではあるが結論を急げば、現在の情勢は円安の流れにあるが期待感が先行した動きである。やはり83円台が壁になり、その後は80〜83円のゾーンで模様眺めに入ると予想したい。足元では円安に味方する材料のほうが強いが、先行きでは円高に反転する要因が生まれる可能性があるためだ。 円安の流れの端緒となったのは、日銀が10月末に2ヵ月連続で金融の量的緩和を実施、資産買い入れなどの基金を11兆円増額して51兆円にしたことだ。これを契機に77円台から11月初めには80円台を示し、以後は80円前後で推移していた。これが再び動意づいたのは衆院が解散した11月16日だ。...  為替が円安の動きにある。11月22日には約7ヵ月半ぶりに82円台半ばまで下落した。市場では2月14〜22日に付けた83円台がメドにされている。近いうちに83円台を付ける可能性があるが、その先も円安基調が続くかどうかは疑問符が付く。乱暴ではあるが結論を急げば、現在の情勢は円安の流れにあるが期待感が先行した動きである。やはり83円台が壁になり、その後は80〜83円のゾーンで模様眺めに入ると予想したい。足元では円安に味方する材料のほうが強いが、先行きでは円高に反転する要因が生まれる可能性があるためだ。 円安の流れの端緒となったのは、日銀が10月末に2ヵ月連続で金融の量的緩和を実施、資産買い入れなどの基金を11兆円増額して51兆円にしたことだ。これを契機に77円台から11月初めには80円台を示し、以後は80円前後で推移していた。これが再び動意づいたのは衆院が解散した11月16日だ。市場

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