薬剤経済学
有効性比較研究をどう進めるか
第7回 CER実施に産業界が求める原則
2012年12月1日号
有効性比較研究(CER)は研究目的と実施法を明快に示し、適切な比較対照を用いて進めることが必要だ。だが、同時にプロセスを通じて多様な利害関係者の関与、利害関係者の観点と利益への考慮を確保し、多様な患者個々にとっての治療法のインパクトをきめ細かく考慮する態勢と姿勢が求められるべきである。 「有効性比較研究の計画立案と実施の原則」は、B.R.ルース(ユナイテッド・バイオソース社、ワシントン大学)を代表に、米・英・豪・スウェーデンの7人の医療技術評価専門家グループが、13に集約されるCERの原則(表1)の徹底が必要だと説いている。基本を確認しながら「どの治療法が最高か?」と過度に単純化して答えを求めがちな誘惑に釘を刺し、スマートに製薬業界の懸念を払拭する狙いも込められている(ジャーナル・オブ・コンパラティブ・エフェクティブネス・リサーチ2012年9月)...
有効性比較研究(CER)は研究目的と実施法を明快に示し、適切な比較対照を用いて進めることが必要だ。だが、同時にプロセスを通じて多様な利害関係者の関与、利害関係者の観点と利益への考慮を確保し、多様な患者個々にとっての治療法のインパクトをきめ細かく考慮する態勢と姿勢が求められるべきである。 「有効性比較研究の計画立案と実施の原則」は、B.R.ルース(ユナイテッド・バイオソース社、ワシントン大学)を代表に、米・英・豪・スウェーデンの7人の医療技術評価専門家グループが、13に集約されるCERの原則(表1)の徹底が必要だと説いている。基本を確認しながら「どの治療法が最高か?」と過度に単純化して答えを求めがちな誘惑に釘を刺し、スマートに製薬業界の懸念を払拭する狙いも込められている(ジャーナル・オブ・コンパラティブ・エフェクティブネス・リサーチ2012年9月)。
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