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参天製薬 眼科領域の専門企業として高い存在感

足元の新薬が薬価下落、海外が吸収

2012年12月1日号

 12年度第2四半期累計決算の売上高は567億円で▲0.1%とほぼ横ばいだった。売上高の国内外の構成は、国内が478億円で0.3%増、海外が89億円で▲2.4%だった。国内が微増だったのは、医療用医薬品のマイナスを規模は小さいがOTC薬とその他事業のプラスでカバーしたためだ。海外の減収は前年同期に技術導出収入があった反動である。 売上高の主力は全体の92.6%を占めた医療用医薬品で、525億円、0.6%の減収だった。国内は薬価引き下げがあったが、436億円で1.6%の小幅減収、海外は円高がマイナス要因だったが、88億円と4.5%の増収だった。海外比率は16.7%だった。国内の小幅減収を海外の増収でカバーして全体で微減収にしている。 薬価引き下げは11年度の売上実績を加重平均すると全体で5.8%の引き下げで業界平均を下回った。主力製品の合成抗菌点眼薬クラビット点眼液が15.4%の大幅ダウンだっ...  12年度第2四半期累計決算の売上高は567億円で▲0.1%とほぼ横ばいだった。売上高の国内外の構成は、国内が478億円で0.3%増、海外が89億円で▲2.4%だった。国内が微増だったのは、医療用医薬品のマイナスを規模は小さいがOTC薬とその他事業のプラスでカバーしたためだ。海外の減収は前年同期に技術導出収入があった反動である。 売上高の主力は全体の92.6%を占めた医療用医薬品で、525億円、0.6%の減収だった。国内は薬価引き下げがあったが、436億円で1.6%の小幅減収、海外は円高がマイナス要因だったが、88億円と4.5%の増収だった。海外比率は16.7%だった。国内の小幅減収を海外の増収でカバーして全体で微減収にしている。 薬価引き下げは11年度の売上実績を加重平均すると全体で5.8%の引き下げで業界平均を下回った。主力製品の合成抗菌点眼薬クラビット点眼液が15.4%の大幅ダウンだった

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