医薬経済オンライン

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深層◎流通改善

評価不能「進展」の是非

卸と調剤チェーン、第2四半期は「明暗」

2012年11月15日号

改善策を決めた医療用医薬品の流通改善に関する懇談会 天気で表現すれば「曇り」である。今後、曇り空は晴れるのか、それとも土砂降りの雨となるのか、予報は極めて難しい。これが、流通改善“第3ラウンド”に対する医薬品業界の感想ではないだろうか。  ある国内大手特約店担当者が指摘する。 「卸に聞いても明確な手応えを感じているわけではない。だからといって何も進んでいないわけでもない。年末、年度末に向けてどう決着していくのだろうか」  上場する医薬品卸6社と調剤薬局チェーン4社の13年3月期第2四半期決算が出揃った。簡単に言えば、卸の利益が回復し、調剤チェーンが減益となった。妥結状況に関しては上場する卸の妥結率は5割未満だ。  今回の流通改善の主題は、単品単価取引の励行と事前条件を明示した覚書の締結である。中心は卸と調剤チェーンだ。達成したケースもあれば、できない... 改善策を決めた医療用医薬品の流通改善に関する懇談会 天気で表現すれば「曇り」である。今後、曇り空は晴れるのか、それとも土砂降りの雨となるのか、予報は極めて難しい。これが、流通改善“第3ラウンド”に対する医薬品業界の感想ではないだろうか。  ある国内大手特約店担当者が指摘する。 「卸に聞いても明確な手応えを感じているわけではない。だからといって何も進んでいないわけでもない。年末、年度末に向けてどう決着していくのだろうか」  上場する医薬品卸6社と調剤薬局チェーン4社の13年3月期第2四半期決算が出揃った。簡単に言えば、卸の利益が回復し、調剤チェーンが減益となった。妥結状況に関しては上場する卸の妥結率は5割未満だ。  今回の流通改善の主題は、単品単価取引の励行と事前条件を明示した覚書の締結である。中心は卸と調剤チェーンだ。達成したケースもあれば、できないケ

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