医薬業界の関心集める日東電工 | 医薬経済オンライン

医薬業界の関心集める日東電工

テープ剤主軸に大日本住友とは良好な関係

2012年11月15日号

　モノとモノとがくっつく「接着」の仕組みは、実はまだ100％わかってはいないと聞く。機械的接合説、化学結合説、分極説と大きく分けて3つある仮説のいずれもが確からしいため、ひとつに決めかねていると、この分野の入門書などには書いてある。　接着テープや粘着テープの製販事業をベースとしながらも、光学フィルムや水処理膜といった高付加価値中間材で存在感を示している日東電工というメーカーも、接着の原理と同様、知れば知るほどコアコンピタンスが見えにくくなる不思議な一面をもっている。　メディアにとっても日東電工は、あるときは液晶パネル用偏光フィルムで過半を占める首位メーカー、あるときは米ダウ・ケミカルと並ぶ逆浸透（ＲＯ）膜のトップランナーと、光を当てる角度によって表情を変える難しい取材先のひとつだ。扱う製品の大半がＢｔｏＢという事情も加わり、同社の全容を語... 　モノとモノとがくっつく「接着」の仕組みは、実はまだ100％わかってはいないと聞く。機械的接合説、化学結合説、分極説と大きく分けて3つある仮説のいずれもが確からしいため、ひとつに決めかねていると、この分野の入門書などには書いてある。　接着テープや粘着テープの製販事業をベースとしながらも、光学フィルムや水処理膜といった高付加価値中間材で存在感を示している日東電工というメーカーも、接着の原理と同様、知れば知るほどコアコンピタンスが見えにくくなる不思議な一面をもっている。　メディアにとっても日東電工は、あるときは液晶パネル用偏光フィルムで過半を占める首位メーカー、あるときは米ダウ・ケミカルと並ぶ逆浸透（ＲＯ）膜のトップランナーと、光を当てる角度によって表情を変える難しい取材先のひとつだ。扱う製品の大半がＢｔｏＢという事情も加わり、同社の全容を語る

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