医薬経済オンライン

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DPP4で第2の「新製品ラッシュ」

練りに練った差別化戦略で、先行品の「牙城切り崩し」

(株)薬新 井高恭彦

2012年11月1日号

 糖尿病治療で、ゴールデンスタンダードとなりつつあるDPP4阻害薬市場が、再び新製品ラッシュを迎えている。昨年9月に日本ベーリンガーインゲルハイムの「トラゼンタ」が上市されて以降、1年ほど沈静化していたが、今年9月、田辺三菱と第一三共が国内5番目の「テネリア」(一般名テネリグリプチン)を発売、続いて三和化学研究所と興和が、6番目の「スイニー」(アナグリプチン)を、年内にも市場投入する見通しだ。さらに、協和発酵キリンが7番目の「サキサグリプチン」(一般名)を申請中。早ければ来春には承認される。近くDPP4阻害薬市場は7成分8ブランドが鎬を削る「大激戦区」となる。 一番乗りの製品が、必ずしも最も高い評価を受けるとは限らない。高血圧治療などは、巨大市場で、それは実証済みだ。しかし、DPP4阻害薬市場は、1番目の「ジャヌビア」、「グラクティブ」が09年12月に...  糖尿病治療で、ゴールデンスタンダードとなりつつあるDPP4阻害薬市場が、再び新製品ラッシュを迎えている。昨年9月に日本ベーリンガーインゲルハイムの「トラゼンタ」が上市されて以降、1年ほど沈静化していたが、今年9月、田辺三菱と第一三共が国内5番目の「テネリア」(一般名テネリグリプチン)を発売、続いて三和化学研究所と興和が、6番目の「スイニー」(アナグリプチン)を、年内にも市場投入する見通しだ。さらに、協和発酵キリンが7番目の「サキサグリプチン」(一般名)を申請中。早ければ来春には承認される。近くDPP4阻害薬市場は7成分8ブランドが鎬を削る「大激戦区」となる。 一番乗りの製品が、必ずしも最も高い評価を受けるとは限らない。高血圧治療などは、巨大市場で、それは実証済みだ。しかし、DPP4阻害薬市場は、1番目の「ジャヌビア」、「グラクティブ」が09年12月に販

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