医薬経済オンライン

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承認後のアキレス腱は「薬剤師」

エパデール「待望」のスイッチ化、手放しで喜べない理由

2012年11月1日号

 「明確に反対します」 相手が相手だけに、普通はここで審議がストップするのだが、この日は違った。 先月17日に開催した、厚生労働省の薬事・食品衛生審議会一般用医薬品部会。持田製薬の高脂血症治療剤「エパデール」(一般名=イコサペント酸エチル)スイッチが再び議題に上った。承認されれば生活習慣病領域では初のスイッチOTC薬となる。業界内では、セルフメディケーション推進の足がかりとして、今か今かと承認を待ち望まれていた。 10年11月に登場して以来、ここまで足踏み状態が続くとは誰も予想しなかっただろう。日本医師会常任理事の鈴木邦彦委員を筆頭にこれほど激しい反対に遭うとは。 鈴木委員らはあくまで、「医療機関で医師の管理下において投与すべき」との考えだ。エパデールの予定する効能効果は「健康診断などで指摘された境界領域の中性脂肪値の改善」。購入希望者は、健...  「明確に反対します」 相手が相手だけに、普通はここで審議がストップするのだが、この日は違った。 先月17日に開催した、厚生労働省の薬事・食品衛生審議会一般用医薬品部会。持田製薬の高脂血症治療剤「エパデール」(一般名=イコサペント酸エチル)スイッチが再び議題に上った。承認されれば生活習慣病領域では初のスイッチOTC薬となる。業界内では、セルフメディケーション推進の足がかりとして、今か今かと承認を待ち望まれていた。 10年11月に登場して以来、ここまで足踏み状態が続くとは誰も予想しなかっただろう。日本医師会常任理事の鈴木邦彦委員を筆頭にこれほど激しい反対に遭うとは。 鈴木委員らはあくまで、「医療機関で医師の管理下において投与すべき」との考えだ。エパデールの予定する効能効果は「健康診断などで指摘された境界領域の中性脂肪値の改善」。購入希望者は、健康

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