医薬経済オンライン

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深層◎調剤薬局

対製薬会社の「錬金術」

日本調剤とクオールの買収の勝算

2012年11月1日号

 第一報に接したとき、複数の製薬業界関係者の頭のなかは「?」が飛んでいた。 「それで、どうしたいのだろう」 調剤薬局チェーンのクオールが、10月15日にCSO(MRの派遣を中心とした医薬品の営業、 マーケティングの受託事業)事業の日本企業ではトップのアポプラスステーションを買収すると発表したことだ。「調剤とコントラクトMR」 業界関係者の疑問は、志向する事業の方向性がまったく噛み合っていないという単純なものではない。製薬会社にどう飛び火してくるのかを恐れている。 まずは、クオールが出したプレスリリースの内容を見よう。 買収理由について、「調剤事業以外に、治験関連事業と人材派遣・紹介事業、医療・医薬情報資材政策関連事業など『非調剤事業』にも参入、医療関連市場における事業領域の拡大を図ってきたが、非調剤事業の再構築と収益力の増強をする」と説明し...  第一報に接したとき、複数の製薬業界関係者の頭のなかは「?」が飛んでいた。 「それで、どうしたいのだろう」 調剤薬局チェーンのクオールが、10月15日にCSO(MRの派遣を中心とした医薬品の営業、 マーケティングの受託事業)事業の日本企業ではトップのアポプラスステーションを買収すると発表したことだ。「調剤とコントラクトMR」 業界関係者の疑問は、志向する事業の方向性がまったく噛み合っていないという単純なものではない。製薬会社にどう飛び火してくるのかを恐れている。 まずは、クオールが出したプレスリリースの内容を見よう。 買収理由について、「調剤事業以外に、治験関連事業と人材派遣・紹介事業、医療・医薬情報資材政策関連事業など『非調剤事業』にも参入、医療関連市場における事業領域の拡大を図ってきたが、非調剤事業の再構築と収益力の増強をする」と説明して

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