医薬経済オンライン

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武田OTC薬事業「再興」なるか

J&Jの7ブランド譲渡で活気づく

2012年11月1日号

「タイレノールはどこにありますか」。ドラッグストアが犇めくJR山手線K駅界隈。あるナショナルチェーンのレジで尋ねると、登録販売者のネームプレートを付けたその女性は、「タイレノール……ですか?少々お待ちください」と言い残し、店の奥で休憩していた薬剤師を呼びに消えた。  ほどなく現れた30歳代半ばの薬剤師は、解熱鎮痛剤コーナーの下の方の棚を指さしながら「こちらでございます。でも、頭痛薬をお求めでしたら、○○や△△のほうも悪くはないですよ」と、国内トップブランド商品と自社のPB商品とを案の定、勧めてきた。  米国で最も売れているジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の解熱鎮痛剤「タイレノール」が、日本に上陸してから早12年。しかし、一向にシェアを奪えないこのクスリの販売に、武田薬品が再び挑もうとしている。同時にOTC薬各社も、その成り行きを複雑な思いを... 「タイレノールはどこにありますか」。ドラッグストアが犇めくJR山手線K駅界隈。あるナショナルチェーンのレジで尋ねると、登録販売者のネームプレートを付けたその女性は、「タイレノール……ですか?少々お待ちください」と言い残し、店の奥で休憩していた薬剤師を呼びに消えた。  ほどなく現れた30歳代半ばの薬剤師は、解熱鎮痛剤コーナーの下の方の棚を指さしながら「こちらでございます。でも、頭痛薬をお求めでしたら、○○や△△のほうも悪くはないですよ」と、国内トップブランド商品と自社のPB商品とを案の定、勧めてきた。  米国で最も売れているジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の解熱鎮痛剤「タイレノール」が、日本に上陸してから早12年。しかし、一向にシェアを奪えないこのクスリの販売に、武田薬品が再び挑もうとしている。同時にOTC薬各社も、その成り行きを複雑な思いを込

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