医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

医薬経済気象台

高まる世界不況懸念

2012年11月1日号

 10月9日から14日まで48年ぶりに日本で開催されたIMF(国際通貨基金)・世界銀行年次総会は、世界経済の先行きに強い懸念を抱いたままに終了した。冒頭にIMFが発表した13年の世界経済成長率は7月予想から0.3ポイントの下方修正で3.6%とし、日本の成長率についても0.3ポイントの下方修正で1.2%となった。 ほかの主要先進国については、米国が0.1ポイント下方修正の2.1%、ユーロ圏が0.5ポイント下方修正の0.2%、英国が0.3ポイント下方修正の1.1%とした。米国が2%台を確保するにとどまる。ユーロ圏、英国が12年の▲0.4%からプラスに転じるがほぼ横ばいの域を出ない。日本は12年の2.2%から大きく落ち込む予想だ。 先進国経済に厳しい見方をしているが、それでも甘い見方であることを認めている。先進国経済の先行きには不透明な要因が横たわっているためだ。第1は言うまでもなくユーロ圏の...  10月9日から14日まで48年ぶりに日本で開催されたIMF(国際通貨基金)・世界銀行年次総会は、世界経済の先行きに強い懸念を抱いたままに終了した。冒頭にIMFが発表した13年の世界経済成長率は7月予想から0.3ポイントの下方修正で3.6%とし、日本の成長率についても0.3ポイントの下方修正で1.2%となった。 ほかの主要先進国については、米国が0.1ポイント下方修正の2.1%、ユーロ圏が0.5ポイント下方修正の0.2%、英国が0.3ポイント下方修正の1.1%とした。米国が2%台を確保するにとどまる。ユーロ圏、英国が12年の▲0.4%からプラスに転じるがほぼ横ばいの域を出ない。日本は12年の2.2%から大きく落ち込む予想だ。 先進国経済に厳しい見方をしているが、それでも甘い見方であることを認めている。先進国経済の先行きには不透明な要因が横たわっているためだ。第1は言うまでもなくユーロ圏の金融

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence