製薬企業・その現状と展望
久光製薬 高齢化追い風に高シェアで堅調な伸び
TDDS技術で貼付剤特化が武器に
2012年11月1日号
OTC鎮痛消炎貼付剤の代名詞になっている「サロンパス」が事業の原点である。事業を支える基本技術はTDDS(経皮薬物送達システム)だ。この深化によって88年に世界で初めて非ステロイド系薬ケトプロフェンを有効成分にしたモーラスを発売、95年には腰痛症の効能効果が唯一承認されたモーラステープ、00年にはエストラジオール貼付剤エストラーナテープ、10年には合成麻薬フェンタニルクエン酸塩を含有した持続性がん疼痛治療貼付剤フェントステープと、医療用貼付剤製品を相次ぎ上市してきた。また、11年にはムンディファーマから導入したブプレノルフィン含有持続性疼痛治療貼付剤ノルスパンテープも発売している。 11年度の売上構成比をみると医療用貼付剤ではモーラステープ754億円、モーラスパップ82億円、フェントステープ33億円、エストラーナテープ11億円、ノルスパンテープ3億円と、貼...
OTC鎮痛消炎貼付剤の代名詞になっている「サロンパス」が事業の原点である。事業を支える基本技術はTDDS(経皮薬物送達システム)だ。この深化によって88年に世界で初めて非ステロイド系薬ケトプロフェンを有効成分にしたモーラスを発売、95年には腰痛症の効能効果が唯一承認されたモーラステープ、00年にはエストラジオール貼付剤エストラーナテープ、10年には合成麻薬フェンタニルクエン酸塩を含有した持続性がん疼痛治療貼付剤フェントステープと、医療用貼付剤製品を相次ぎ上市してきた。また、11年にはムンディファーマから導入したブプレノルフィン含有持続性疼痛治療貼付剤ノルスパンテープも発売している。 11年度の売上構成比をみると医療用貼付剤ではモーラステープ754億円、モーラスパップ82億円、フェントステープ33億円、エストラーナテープ11億円、ノルスパンテープ3億円と、貼付
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録