めざすのは今も「赤い海」
ミーツードラッグは「満たされない収益」を埋める
2012年10月15日号
11月に予定されている新薬薬価収載でも、医師や保険者の苦言を呼ぶのだろうか。新薬の承認は確かに早くなった。だが、果たしてこれらの医薬品が、「新薬」と呼び得る存在なのか、と。
9月28日、厚生労働省は新薬16成分26品目を承認した。市場規模の大きい新薬としては、大日本住友製薬の高血圧治療剤「アイミクス」(一般名=イルベサルタン/アムロジピン)、三和化学研究所/興和の2型糖尿病治療剤「スイニー」「ベスコア」(アナグリプチン)などが、それぞれ年内にも競争市場に参入する。
ノバルティスファーマの慢性閉塞性肺疾患治療剤「シーブリ」(グリコピロニウム)やバイエル薬品の滲出型加齢黄斑変性症治療剤「アイリーア」(アフリベルセプト)なども、成長市場に登場する。このほか、「セルタ」(セリバスタチン)の市場撤退以来、高脂血症分野の新薬を欠いていた武田薬品が、EPA...
11月に予定されている新薬薬価収載でも、医師や保険者の苦言を呼ぶのだろうか。新薬の承認は確かに早くなった。だが、果たしてこれらの医薬品が、「新薬」と呼び得る存在なのか、と。
9月28日、厚生労働省は新薬16成分26品目を承認した。市場規模の大きい新薬としては、大日本住友製薬の高血圧治療剤「アイミクス」(一般名=イルベサルタン/アムロジピン)、三和化学研究所/興和の2型糖尿病治療剤「スイニー」「ベスコア」(アナグリプチン)などが、それぞれ年内にも競争市場に参入する。
ノバルティスファーマの慢性閉塞性肺疾患治療剤「シーブリ」(グリコピロニウム)やバイエル薬品の滲出型加齢黄斑変性症治療剤「アイリーア」(アフリベルセプト)なども、成長市場に登場する。このほか、「セルタ」(セリバスタチン)の市場撤退以来、高脂血症分野の新薬を欠いていた武田薬品が、EPA/
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