審査建言
長期収載品の医療上の役割は何か
医薬品医療機器レギュラトリーサイエンス財団理事長 土井脩
2012年10月15日号
長期収載品の医療上の役割は何か。長期収載品は使い古された薬であるにもかかわらず、後発品より高い薬価がついているのはおかしいのではないか。後発品が出ている以上、後発品と同じ薬価で十分ではないか。旧い薬には情報の提供も収集も無駄ではないか。そういった、長期収載品に後発品を超える医療上の役割を認めない議論がこのところ強まっている。
そもそも安い後発品があるのだから、長期収載品はなくてもいい。長期収載品があるために日本の製薬会社はそれに安住して新薬の開発に力を入れない。長期収載品に新薬の薬価の財源をとられているために、新薬に高い薬価がつかない。そんなふうに懸念する向きもある。このような見方は長期収載品の一面だけを捉えており、正しい部分もあるが、間違っている部分もあると言えよう。
長期収載品の医療上の役割は何か。長期収載品は使い古された薬であるにもかかわらず、後発品より高い薬価がついているのはおかしいのではないか。後発品が出ている以上、後発品と同じ薬価で十分ではないか。旧い薬には情報の提供も収集も無駄ではないか。そういった、長期収載品に後発品を超える医療上の役割を認めない議論がこのところ強まっている。
そもそも安い後発品があるのだから、長期収載品はなくてもいい。長期収載品があるために日本の製薬会社はそれに安住して新薬の開発に力を入れない。長期収載品に新薬の薬価の財源をとられているために、新薬に高い薬価がつかない。そんなふうに懸念する向きもある。このような見方は長期収載品の一面だけを捉えており、正しい部分もあるが、間違っている部分もあると言えよう。
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