医薬経済オンライン

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MR活動実態調査レポート

拡大するCOPD薬市場

新時代のMR活動実態調査・SMAXデータ分析83

エスマックス株式会社 株式会社グッドサイクルシステム 医薬情報戦略室 医療ビジネスコンサルタント 谷津田義久

2012年10月15日号

PDFはこちら 吸入剤のCOPD(慢性閉塞性肺疾患)治療薬の歴史(表2)は02年6月発売の「セレベント」から始まった。続いて04年に「スピリーバ」が発売され、禁煙志向の高まりから喫煙と因果関係が強いと言われるCOPDがクローズアップされるようになってきた。患者数の増加に伴い、「アドエア」が09年に効能追加により市場参入した。11年まではスピリーバ、アドエアの2強時代が続いた。しかし、11年に「オンブレス」が発売され、12年に効能追加された「シムビコート」、同年に発売された「オーキシス」が加わり、8社6製品の激戦市場と化している。 図は各製品のD(ディテール)数の推移である。長年、喘息治療薬として大きなシェアを確保してきたアドエアのD数が高ポジションで推移してきた。だが、シムビコートが11年10月から急伸し、アストラゼネカ、アステラス製薬ともアドエアと拮抗するよ... PDFはこちら 吸入剤のCOPD(慢性閉塞性肺疾患)治療薬の歴史(表2)は02年6月発売の「セレベント」から始まった。続いて04年に「スピリーバ」が発売され、禁煙志向の高まりから喫煙と因果関係が強いと言われるCOPDがクローズアップされるようになってきた。患者数の増加に伴い、「アドエア」が09年に効能追加により市場参入した。11年まではスピリーバ、アドエアの2強時代が続いた。しかし、11年に「オンブレス」が発売され、12年に効能追加された「シムビコート」、同年に発売された「オーキシス」が加わり、8社6製品の激戦市場と化している。 図は各製品のD(ディテール)数の推移である。長年、喘息治療薬として大きなシェアを確保してきたアドエアのD数が高ポジションで推移してきた。だが、シムビコートが11年10月から急伸し、アストラゼネカ、アステラス製薬ともアドエアと拮抗するように

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