医薬経済オンライン

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製薬企業・その現状と展望

中外製薬 バイオ薬主力に戦略領域で成長めざす

経営計画の売上高は環境悪化で実現せず

2012年10月15日号

 スイス・ロシュが株式の59.89%を保有、ロシュの連結対象子会社になっているが独自の経営を続けている。ロシュと手を結んだことで、ジェネンテックなどグループ企業の知的資産、営業力との相互補完関係が実現、抗体医薬などバイオ分野の技術力、パイプラインが強化されたことは、大きな強みになっている。今後の成長の武器になることは間違いあるまい。  10年代後半に国内医薬品市場シェア、営業利益率、従業員1人あたり営業利益、MR1人あたり売上高で上位3位以内に入る目標を掲げているが、その柱となるのは抗体医薬技術を軸に戦略疾患3領域(がん、骨・関節、腎)での国内シェアトップを実現することだ。この目標に向けてのひとつのステップが、08年に「サンライズ2012」と銘打ってスタートした中期経営計画だ。  計画策定当初に掲げた最終年の12年12月期の数値目標は、売上高が4600億円、営業...  スイス・ロシュが株式の59.89%を保有、ロシュの連結対象子会社になっているが独自の経営を続けている。ロシュと手を結んだことで、ジェネンテックなどグループ企業の知的資産、営業力との相互補完関係が実現、抗体医薬などバイオ分野の技術力、パイプラインが強化されたことは、大きな強みになっている。今後の成長の武器になることは間違いあるまい。  10年代後半に国内医薬品市場シェア、営業利益率、従業員1人あたり営業利益、MR1人あたり売上高で上位3位以内に入る目標を掲げているが、その柱となるのは抗体医薬技術を軸に戦略疾患3領域(がん、骨・関節、腎)での国内シェアトップを実現することだ。この目標に向けてのひとつのステップが、08年に「サンライズ2012」と銘打ってスタートした中期経営計画だ。  計画策定当初に掲げた最終年の12年12月期の数値目標は、売上高が4600億円、営業利益

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