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話題の焦点

「一般向け病気啓発で過剰反応」

2012年10月1日号

 「胸やけがする」「苦い水があがる」「ゲップがする」。逆流性食道炎の典型的な症状ではあるが、「こんなときはお医者さんに相談しよう」と呼びかけられたら、それほど酷くならなくとも「行ってみようかな」という気になる人も多かろう。 医療用医薬品は一般人に直接、製品名を使ってPRするわけにはいかない。そこでこんな疾患啓発方法により、社会に潜む患者を掘り起こそうとするコマーシャル戦略が最近目立つ。題して「DTC(ダイレクト・トゥー・コンシューマー)マーケティング」と呼ぶ。 01年に3社・3タイトルであったものが、10年には5社・16タイトルに増加、との調査結果がある。 「瓜白癬」や「過活動膀胱炎」などで潜在患者の認知度を高める効果は認められるものの、明らかな過剰反応の受診にとまどう医師も少なくない。だが、一般人のみならず、医師へのアプローチ方策とも位置付ける...  「胸やけがする」「苦い水があがる」「ゲップがする」。逆流性食道炎の典型的な症状ではあるが、「こんなときはお医者さんに相談しよう」と呼びかけられたら、それほど酷くならなくとも「行ってみようかな」という気になる人も多かろう。 医療用医薬品は一般人に直接、製品名を使ってPRするわけにはいかない。そこでこんな疾患啓発方法により、社会に潜む患者を掘り起こそうとするコマーシャル戦略が最近目立つ。題して「DTC(ダイレクト・トゥー・コンシューマー)マーケティング」と呼ぶ。 01年に3社・3タイトルであったものが、10年には5社・16タイトルに増加、との調査結果がある。 「瓜白癬」や「過活動膀胱炎」などで潜在患者の認知度を高める効果は認められるものの、明らかな過剰反応の受診にとまどう医師も少なくない。だが、一般人のみならず、医師へのアプローチ方策とも位置付けるこ

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